シャツのことを色々話してみましょう

シャツのことを
色々話してみましょう

シャツの歴史

古代期から存在しています

日本人は服装についてはこだわりを持ちすぎている、という風に言っている外国人の言葉を聞いたことはありませんか?アメリカでとあるアンケートを実施したところ、日本人ほど服装について凝っているところは中々無いといわれていたりしますが、さすがに自宅でもない限りは外出先であまりにも不潔な格好を見せるのは印象面でも良くない、と判断されてしまいます。おまけに着ている服装からその人の人格を全て決め付けられてしまう、といった会社も事実として存在しているので日本人からすればそういった見た目も重視して、様々なやり取りが交わされています。見た目だけですべてが判断できるわけではないんですけどね、ですが既に風潮として根付いているので悲しいことかもしれないですね。

さて、元々は下着として使用していており、現在では普通に普段着としても利用しているシャツですが実はその歴史がとても古いことは周知の事実。今日はまずそんなシャツの歴史について話していこう。

起源

人類という物体が地上で始めて確認された当初、人は裸で生活を営んでいました。まぁ超古代期となれば、技術も何も存在しないので当然のことといえば当然なのですけどね。ではそんなシャツですが、その起源は古代ローマにまで遡るといわれています。『チュニック』と呼ばれるその衣類はシャツの起源といわれており、その様相は現代で言えば女性専用の衣類である『ワンピース』が一番近い形となっています。その後は変遷を繰り返していき、両袖がつけられたものが着用されるようになりましたが、基本的には大きな変化をすることなく、その原型を保ったまま中世にまで服は引き継がれることになります。

一つの進化

一つの転機として、ヨーロッパ中世期から徐々に始まっていきます。当時まず変化したことは、ボタンや襟、袖口が付加されるようになりました。これにより現代のシャツに近づいていくことになります。現代では老若男女関わらずシャツを身につけていますが、この時代のシャツというのは上流階級のみが着用していたという、高級志向溢れる服だったのです。この頃の庶民というのはどちらかといえば少し汚れた服を着ている印象が個人的にはあります、とてもではないですが綺麗な服を身につけている庶民は存在していないのも良くある印象なのではないでしょうか。

この時にシャツを着ているのは男女ともに着ていたということもあり、どちらが男性向けで、どちらが女性向けの着方なのかという慣習、つまりは前立ての差もこの頃から始まったとされ、現在にまで引き継がれています。こうした着方も変わっていく中で、ルネサンス期になるとシャツの装飾化が流行を始める。元々無地だということもあって、簡素な服装では満足できなかったのでしょう、着飾ることこそが命だと考えていた人も中にはきっといたことに違いないと思います。

より簡素に

しかし装飾化としての進化を遂げることは無く、この頃からシャツの簡素化が加速的に進んでいくことになります。派手めな装飾のついたシャツは次第に着用する人もいなくなっていき、19世紀になると現代のシャツと呼ばれている形はほぼここで形として成立することになります。今の形になるまで結構変遷を繰り返しているので、シャツの歴史は以外に奥深いことも理解できるでしょう。シャツの簡素化が始まったその背景には諸説あります。それは衣類にボタンの普及があるといわれています。服にボタンがついているのは今でこそ当然のことですが。この時期にはシャツは上流階級だけでなく、広く民衆が愛用する服へと定着していくようになっていった。さて、この頃のシャツの特徴としては多様な襟の形状が現れたのもこの当時の特徴といえるだろう。それ以前は立襟が一般的だったものの、非常に高い立襟が流行した後に、折襟が始めて登場したのもこの頃だといわれています。

また裾は袖口より長くズボンに入れる半円状のシャツが主流となっていたが、現在は袖口と同じか、それよりも短い裾のズボンの外に出す四角上のシャツが台頭してきた。またこの頃から、背中にダーツを入れて、近年では細身になっている傾向が強い。

20世紀に突入すると、シャツの多様化が著しく進展し、シャツの種類の大部分では、20世紀以降に誕生を果たしている。その後ヨーロッパから発祥したシャツは全世界規模で普及を果たし、日本でも愛されている普段着として活用されている。

日本におけるシャツ文化の始まり

日本に初めてシャツが来日したのは江戸時代最末期から明治時代初頭の頃、明治維新が行なわれたときだった。ご存知の通り、日本人の古来から伝わっている服は着物を着用していましたが、文明開化の名の元に東京を中心とした洋装が流行り始めていき、シャツの利用もだんだんと行なわれるようになっていった。ところが、民衆から認知されている服装はあくまで和服であるという考えもあり、この当時洋服を着ている人に対しては『キザ』・『西洋かぶれ』などといった侮蔑を込めたイメージが込められていた。外来文化を柔軟に受け入れていたら、現代では日本の特色が失われてしまう可能性も十分に考えられますね。

昭和初期の頃

その後、都市部では洋装が広がっていき、シャツの着用も一般的になりつつあったが、農村部においては太平洋戦争期ごろまで和装を着こなしており、シャツを着ている人は少なかった。戦後の日本ではGHQの支配下にあったということもあってアメリカが浸透していき、農村部でもシャツを始め、洋装が着実に民衆に受け入れられるようになっていった。

日本人は礼節を重んじている分化が根強かったこともあり、この時から礼儀正しいシャツの着方というものが存在していた。着方に礼儀もないと思うのだが、どんなことが礼儀正しい着方になるのかというのは、これは誰もが知っているような裾をズボンの中に入れることというのが一番綺麗な着方だとされていました。今ではほとんどの人がやっていませんけどね、逆に裾をズボンに入れることがダサいという風に認識している人がいたりします。では何故そう思われてきたのかというと、裾をズボンの外に出すことは、元来下着であったため、カジュアルの場であっても非常にみっともないこととずっと考えられていた、とされています。異文化の服に対しての抵抗感が顕著に出ていることをよく示している瞬間でもあります。その後二本のシャツの裾を出す習慣が出てきたのは1960年代のIVYファッションからだといわれています。決め手となったのは平凡パンチで掲載されていた、VANの白いコットンパンツの上にマドラスチェックのシャツ裾を出している期方が、多くの若者を魅了したといいます。

高度経済成長期の頃

その後70年代に入ると、ヒッピーファッションの流行でTシャツの流行が始まりを告げることになり、ジャケット同様の扱いを受けるようになったことで、Tシャツもまた裾を出してきるのが常識と化していった。実はこのごろシャツの裾を外に出す風潮が一端途切れることになります。それは1980年代前半のこと、DCブランドの流行によってフォーマルな服装が流行した時期であり、シャツの裾を外に出すファッションが再び流行りだすことになるのは、バブルの崩壊を待つことになるのだった。この頃から日本人がファッションというものに対してストイックになっていくのもよく分かる時代なのかもしれませんね。その後1980年代後期のことになれば、特にTシャツの裾をズボンの中に入れる形式はほとんど見かけなくなったものの、2000年代には、股上の浅いパンツが増えたこともあるため、中に入れる形式が見られるようにもなった。時代の変遷で着方が変わるので、こういった流れも非常に面白いですね。

シャツの部位について

シャツといってもその着ている部位に関してはきちんとした名称があります。もはや周知の事実として知られている知識かもしれませんが、やはり欠かすことは出来ない情報ですので、改めて書き出してみていくことにしましょう。

身頃
体幹部、という言葉を使いましたが要は人間の胴の部分のことを指します。そこを覆う部位のことを身頃と呼んでいます。実はこの記事を書くときまで初耳だったのですが、意外と知らないものですね。そんな身頃もところによっては若干名称が異なっており、前側のことを前身頃と呼び、背中側のことを後身頃と呼んでいます。ワイシャツなどでは後身頃の上部が別の布で作られていますが、このことを肩ヨークと呼称されています。肩ヨークから下に向かって折り目がつけられていることもありますが、このことをタックと呼んでいます。
前立て
前川のうちボタンで合わせる部位のことを前立て、もしくはプラケットと言われています。前身頃なのでは、と勘違いされていますが、一応ファッションという分野の中ではきちんと区分されているので、別物と考えておきましょう。前立ては、機能性というよりかはファッション性からいくつかの種類に分かれている、というのも特徴といえるでしょう。前立て部分の布が表側に折り返されたプラケットフロント、表側に折り返されたフレンチフロンと前立てが二重となってボタンを隠すフライフロントというものもある。
首の周囲の部位を襟、またはカラーと呼んでいます。カラーという名前の由来としては中世に首輪上の布が付加されたことにあり、また元々シャツは白の生地を用いて作られていたということもあるので、汚れを隠すといった意味合いで作られるようになったものになります。襟には、通常の形式のレギュラーカラー、両襟に開きが狭いナロースプレッドカラー、両襟の開きが広いワイドスプレットカラー、襟の先端を前身頃にボタンで留めるボタンダウンカラーというものもある。
腕を覆う部位のことで、更に手首を覆う部位を袖口、またはカフスとも呼んでいます。ボタン、またはカフリンクスやスナップでも留めることもあります。カフスについてもファッション性によりいくつかの種類に分けられたりします。

Tシャツあるある